谷 穹 / 山田 雅哉

2023年8月19日[土] – 2023年9月10日[日]
11:00 – 18:00 / 月曜定休日

JILL D’ART GALLERY

JILL D’ART GALLERYはこのたび、企画展「Un) Naturalness」を開催いたします。

本展の主役となるのは谷 穹と山田 雅哉。信楽焼と日本画、それぞれ伝統的な手法を用いながら、アートとしての領域・表現の可能性を拡げるような2名の美術家です。

企画展「シンクロニシティ」(2021)より、弊廊では2度目の作品発表となる谷 穹。信楽の伝統を引き継ぎながらも独自の改善を繰り返し制作される谷の作品は静謐で幽玄、そしてどこか自由。 そして企画展「薫風 / Breeze」(2021)から3度目の紹介となる山田 雅哉。愛知県立芸術大学日本画領域としては初となる博士学位をもちながら、伝統と現代 / カルチャーと感性を自由に行き来するような絵画表現を追求しています。

また本展のタイトルで使われている Naturalness とは、自然性。un- とは、その対局。 Un)naturalness は、フォルムやその有様を作り上げていくときに感じるであろう自然性と不自然性の交差、創作の軌跡を形容しています。本展ではお二人の新作を中心としながら、鑑賞いただく方々がより一点一点の作品の気配 / 世界を感じていただけるような展示となれば幸いです。

ぜひご高覧ください。

谷 穹 (Tani Q):


1977年、滋賀県生まれ。成安造形大学立体造形クラス卒。
信楽焼伝統工芸士である谷清右衛門を祖父に持つ。2007年に双胴式、2012年からは単室式穴窯をかまえ、また改善を重ねながら、信楽の作品を制作している。近年の展示参加に、「第15回パラミタ陶芸大賞展」パラミタミュージアム(三重/2021)。 パブリックコレクションに、ポートランド美術館(アメリカ/2014)など。

山田 雅哉 (Masaya Yamada):

1981年、愛知県生まれ。愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 博士。
幼少期から自覚していた共感覚(=音や文字に色を感じる知覚現象)。その制作の軌跡をもとに博士論文「音楽の視覚化にみる日本画表現の可能性」を発表し、愛知県立芸術大学日本画領域としては初となる博士学位を取得しました。なおこの論文内では、伝統技法を応用した二つの新技法を発表しています。近年の展示参加に「かすがい市民文化財団 新進作家支援事業 山田雅哉『エチカ』」文化フォーラム春日井・ギャラリー(愛知/2023)など。 


Un) Naturalness
谷 穹 / 山田 雅哉
2023年8月19日[土] – 2023年9月10日[日]

JILL D’ART GALLERY

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