知るための行為循環
2025年7月19日[土] – 2025年8月10日[日]
11:00 – 18:00 / 月曜定休日
JILL D’ART GALLERY

JILL D’ART GALLERYでは、漆芸作家・谷川美音による個展「知るための行為循環」を開催いたします。
谷川の作品は、具象と抽象のあわいを行き来しながら展開されます。FRP樹脂を用いて形を構築し、その上に漆を幾重にも塗り重ねながら、独自の質感と存在感を生み出しています。自然や風景といったモチーフをもとにしながらも、それらを写実的に表現するのではなく、作家自身がその瞬間に受けた印象や感覚を大切にしながら、作品へと昇華させています。
1988年に京都府で生まれた谷川は、京都市立芸術大学大学院 美術研究科 漆工専攻を修了。令和3年度「京都市芸術新人賞」を受賞しています。彼女の作品は国内外で高く評価されており、「漆風怒濤-現在を駆け抜ける髹漆表現-」(石川県輪島漆芸美術館/2023)など美術館での展覧会、「Collect 2025」(サマセットハウス/イギリス)などのアートフェアにも参加。弊廊では「虹のリズム」(2022)に続き、2度目の展示機会となります。
また谷川の作品は京都市立芸術大学や、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館にも収蔵されており、公共空間やホテルにおけるコミッションワークも精力的に行っています。これまでに、シャングリ・ラ 前灘 上海(2021/中国・上海)、ザ・ペニンシュラロンドン(2022/イギリス・ロンドン)、ヒルトン沖縄宮古島リゾート(2023/沖縄)、TIAD, オートグラフ コレクション(2023/愛知)などに作品が設置されています。
本展に寄せて、谷川は次のように述べています。
「私の制作は自分の知覚的経験を遡り、それを反芻していく個人的記録のようなものです。
ドローイングを元にした造形に漆を纏わせ、『実在』の瞬間を鮮やかに留めようと試みています。作品から肌ざわりのようなものを感じていただき、それぞれの経験や記憶に寄り添えたら幸いです。」
静かでありながら深い感覚に触れる谷川の作品世界を、ぜひご高覧ください。
谷川 美音 個展
知るための行為循環
2025年7月19日[土] – 2025年8月10日[日]
JILL D’ART GALLERY
