風景や対象を触覚的に捉えられる瞬間があります。この時の感覚をドローイングという手段で視覚化し、その形に漆を重ねることで触感の記憶を反芻し、留めています。
漆という流動性がありながらも永続的で静的な側面も持つ素材と、ドローイングから生まれる刹那的で動的な要素を混在させることで、今目の前にある景色が時間の積層のなかにある瞬間であることを想起させ、今という時間(時代)とどう対峙するのかを問いかけます。

【JILL D’ ARTでの展示歴】
2022年 二人展「虹のリズム」

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